ある程度長くスーツを使っていると、ボタンが外れてしまうというのはつきものでしょう。
そんなときはどう対応すべきなのか。ボタンの予備を持っていない場合はどこで買えばいいのか。
今回はそんな疑問にお答えしていきます。
スーツのボタンが外れたら
実際の対処法は
スーツのボタンが外れた場合、対応にはどんな選択肢があるのか。
まず思いつくのは、同じボタンを付け直すことでしょう。
外れたボタンが手元にある場合は、それを再利用することができます。ボタンが紛失してしまった場合は、スーツを購入したときにもらっているはずの「予備」で対応するか、スーツを購入したお店に問い合わせて同じボタンを入手することができることもあります。
一方で、似たボタンを付け直すという選択肢もあります。同じボタンがもう手に入らない場合や、「もういっそのこと、スーツに若干の変化を加えてみようか」なんて場合に適した選択肢となるでしょう。
カチッとした場で使うスーツなら、こういう“ハズし”は適さないかもしれませんが、カジュアル目なスーツであれば、違うボタンを付けることで個性的なスタイルを楽しむことができます。例えば、ヴィンテージ調のボタンを付けることで、ユニークなアクセントを加えるのも良いのではないでしょうか。
付け直しにかかる料金
スーツのボタンを付け直す際にかかる料金は、さまざまな要素によって変わります。一般的には、ボタン付けの料金は1つあたり数百円から千円程度が相場です。ただし、店舗や地域によってある程度の差があります。
なおオーダースーツの場合、購入時にアフターサービスとして無料でボタンを付け直してくれることがあります。スーツを長く愛用してもらうために、こうしたサービスを提供していることが多いわけですね。ただし、「購入から1年なら無料」などという条件がある場合もあります。
また、特別なボタンや素材を使用する場合、料金が追加されることもあります。例えば、高級なボタンや特別なデザインのボタンを選ぶと、その分費用がかさむことがあります。
スーツのボタンはどこで売ってるのか
では実際にスーツ用のボタンを購入したい場合、どのような選択肢があるのか。
スーツのボタンが売っている場所一覧
まずは、ユザワヤなどの手芸店が選択肢に挙がってくるところでしょう。
手芸店では、プラスチックやメタルのほか、木製などさまざまなボタンが揃っていて、スーツ用に限らず好みに合わせて選ぶことができます。単品の購入(セットではなく)もしやすいでしょう。
あるいは、ボタン専門店という手もあります。
谷町テーラーパーツやタカシマなどの専門店は、スーツに合う水牛ボタンから、あまりスーツには使われないレザーボタンまで、あらゆるボタンが手に入るのが魅力です。
そのような手芸店やボタン専門店も含めて、オンラインショップも便利な選択肢です。上記のお店はそれぞれオンラインショップを持っていますし、Amazonや楽天などの大手通販サイトでは、さまざまな素材やデザインのボタンが簡単に検索・購入できます。
穴場なのは、古着屋やヴィンテージショップでしょうか。固定概念にとらわれない、ユニークなデザインのボタンが見つかることがあります。海外旅行に行った際に、目に留まったボタンを買っておくのも良いかもしれませんね。オーダースーツ屋の店員さんは、よく個人的に収集したボタンを使ってオーダーしたりしているようです。
あとはオーダースーツ店にいくと、特別対応でボタンを購入させてくれるケースもあるかもしれませんが、1着用のセットで管理していることも多く、単品購入は難しいケースが多そうです。
100均のボタンでもいいのか
100均のボタンは、手軽で安価に手に入れることができるのは魅力ではあるでしょう。
ただし、デザインが限られるのはさることながら、基本的にはプラスチックのボタンしか並んでいないため、天然のボタンを搭載しているスーツなら、さすがに“ちゃっちさ”が目立ってしまうでしょう。特にボタン1つという場合なら、それほど高くはならないでしょうから、100均での購入は避けるのが無難です。
皆様の参考になれば幸いです。
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