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オーダースーツ店が展開するSNSの中で、ひときわ目立つのが、SADAのYouTube動画などに登場する「岸上先輩」ではないでしょうか。
後輩役と軽快な絡みを見せながら、スーツに関する知識を発信していくという形式の動画が人気を呼んでいるのですが、この“スーツがばっちり似合うイケメン先輩役”こそが、「岸上先輩」です。
ただ、
「この人は一体何者なのか」
「SADAの社員なのか」
そんな疑問をお持ちの方も多いことでしょう。
今回はそんな声にお応えしていきます。
オーダースーツのSADAとは
そもそもSADAとは、「株式会社オーダースーツSADA」が展開するオーダースーツのブランドです。
60年以上にわたりスーツ業に従事している業界の中心的存在であり、様々なブランドのスーツの縫製を担う工場を保有しているため、「実はSADAでつくられていた」というスーツが、世の中にはけっこう溢れています。
上場しているのか
SADAの上場区分が気になるというお声もあるようですが、こちらは非上場の会社です。
ですから、残念ながら株主優待などはありません。
社長の経歴
カンブリア宮殿などの番組に出演したり、YouTubeでは自社スーツを着て登山をしたりしていることなどから度々話題になる社長の佐田展隆氏は、実は4代目。
一橋大学を卒業後、繊維大手の東レの営業職として経験を積んだ後、社を引き継ぐべくSADAに入社したという経歴を持っています。
こうした経験があってこそ、SNSの活用に力を入れているのかもしれませんね。
SADAの「岸上先輩」とは
そんな同社が注力しているYouTube動画の中で人気を博している「岸上先輩」。
SADAの社員なの?なんて疑問をお持ちの方も多いようですが、どんな人物なのでしょうか。
正体はフリーモデル兼クリエイター
結論からお伝えしてしまうと、こちらは岸上竜太さんという、フリーモデル兼クリエイターとして活躍するお方です。
公式サイトを拝見すると、正確には、「フリーモデル、動画クリエイター、SNSコンサル」という肩書で活動されているようです。
1989年生まれの4次のパパ。身長181cmのイケメンですから、スーツが映えますね……。
「社員なの?店舗にいるの?」という声
「社員なの?店舗にいるの?」という声がよく挙がっているようですが、上記の通り、モデルとしての出演者ですから、SADAの社員ではありません。
つまりは、SADAの店舗で会える方ではないようです。
SADAのオーダースーツは「買い」なのか?
そんな広報上手なSADAのオーダースーツは、実際に買いなのか。価格などから検証してみました。※写真は実際の店舗で並ぶ生地
SADAのメリット
1着2万円のフルオーダーという破格
何より大きいのは、“破格”ともいえるその安さでしょう。
セット価格でもないのに、1着2万円からオーダーができるというのは、なかなかに信じがたい価格ではあります。
店員さん曰く、自社で工場を抱え、過去のデータの蓄積から効率的な制作工程を踏んでいるからこそ、実現できる価格なのだとか。
オーダースーツとは、まずは一度つくってみないと、本当に自分に合う仕様の調整などはなかなかできるものではありません。ですから、オーダースーツがどんなものかまずは試したいという場合に、もってこいのお店であることはたしかです。
また経験者の場合でも、やはり低価格であることのメリットが大きいことに変わりはありませんから、トライしてみる価値はあるでしょう。
低価格なのに「フルオーダー」
そんな破格店でありながらも、実は「フルオーダー」という作り方を採用しています。
オーダースーツの中で、最も細かい点まで調整が効くのがフルオーダーで、価格が低くなるにしたがって、調整幅が小さくなるイージーオーダー、パターンオーダーとなっていきます。
ですから、一般的にフルオーダーとは超がつくほどの高級品のはずなのですが、SADAの場合は低価格でもフルオーダーを実現しているので、この点は他社にはないかなりの強みといえるでしょう。
もちろん、高級店の“仮縫い”などがあるフルオーダーほど丁寧なものではありませんが、しっかり一人ひとりの型紙をとってつくるフルオーダーであることに違いはありません。
各店舗のGoogle口コミなどを見てみても、完成品への満足度が高いのは、やはりフルオーダーによって正確なサイズ感でつくれることが大きいのでしょう。
仕上がりへの評価が高い
上記で触れた口コミにもある通り、やはり仕上がりへの評価は高いのは安心できる要素でしょう。
例えば、YouTube上で配信されている「つくってみた」系の動画をご覧になると、イメージもわきやすいのではないでしょうか。
※↑オードリー若林さんのチャンネルより
サイズ感ピッタリで、さすがにかっこいいですね……。
まずは一度最寄りの店舗を訪れてみて、一通りの説明を聞いてみると良いかと思います。
「予約したらつくらないといけない」なんてことはありませんので、まずは公式サイトから予約をしてみることをオススメします。
SADAのデメリット
と言いながら、デメリットと思われる点にも触れておきます。
オプションにコストが発生
他のオーダースーツ店と同様、本切羽やキュプラ裏地、AMFステッチなど、どのオプションにも追加料金が発生します(まれに、一部のオプションを無料でつけてくれるお店もあったりします)。
正直、「2、3万円くらいでまずはスーツをつくってみようという」という場合には、そこまで気にする必要はない、あるいは1、2個つけておけば十分(見た目に大きく作用する「AMFステッチ)だけ追加するなど)かと思いますが、高級生地で、こだわりをもってオーダーする場合は、多少の追加料金がかかることをあらかじめ認識しておく必要があります。
基本は「接着芯」
あまり知られていませんが、スーツには表地と裏地をつなぐ「芯地」というものがあります。
一般的には、堅牢さのある「毛芯」が高級仕様とされる一方、「接着芯」が廉価仕様とされていますが、見えない部分ではあるので、こうしたところでコストカットを図っているのでしょう。
とはいえ、こだわりがある方でない場合は、特に気にする必要はないかと思われます。
SADAの納期(注文から完成までどのくらいで届くか)
ちなみに、よく挙がる「納期」に関する疑問ですが、基本は1か月前後とされています。標準的、あるいは少し早めな納期といえますね。
が、納期短縮サービスを使うと、なんと10日間か、最短では3日間での納品も可能です。もはや既製品の裾上げより早いくらいですね……。
急ぎの納品が必要な場合は、店舗でも相談してみてください。
ということで、岸上先輩の正体と、そんな岸上先輩がオススメするSADAのオーダースーツのメリット・デメリットについてご紹介してきました。
サイズ感の合うオーダースーツこそ、自分をかっこよく、美しく見せる最も良い手段といえます。ご興味を持たれた方は、まずは店舗で説明を聞いてみてください。予約をしたら購入しないといけないなんてことはありませんから(笑)、まずは公式サイトからぜひご予約を。
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