「KEI」のオーダーシャツを買って他店と比較してみたら…評判や口コミのリアル

「首周りと肩幅が大きく既製品だとサイズが合わない」

「消耗品のワイシャツにそこまでお金はかけられない」

こうしてネットのオーダーシャツに行き着いた私ですが、今回は「KEI」というサイトでオーダーしてみた感想についてお伝えしていきたいと思います。

ちなみに、はじめてシャツをオーダーしたのはファブリックトウキョウでした。

そちらの感想はこちらに記載しています。

ファブリックトウキョウのオーダーシャツを注文してみたけど…【セール価格ならナイス】

KEIのオーダーシャツを選んだ理由
買ってみたKEIのシャツ
1. 商品の仕様
2. サイズ感
気を付けたい点・デメリット
結論

KEIのオーダーシャツを選んだ理由

オーダーのワイシャツについて色々調べていくと、「1着あたり5000円」が、それなりのクオリティでつくる上での下限価格だとわかってきました。

そこで、5、6000円くらいでオーダーできそうなサイトを探していると、KEI、SKYRTA、SOLVEあたりが候補に挙がってきたのですが、

・1着5000円で「綿100%」の生地でオーダーでき、

・採寸ページがわかりやすく、

・手持ちのファブリックトウキョウのサイズ表記と互換性が高かったので、

こちらで注文してみました。店舗での採寸がないので、ファブリックトウキョウの店舗で測ってもらったデータを参考にして数値を入力できたのは、ファブリックトウキョウさんに感謝です（笑）。ただ、数字の表記の仕方は少しずつ違ったりするので、そこは注意が必要です。例えば、袖の長さは、「裄丈」や「袖丈」などと表現されますが、この２つは「どこからどこまでの長さ」というのが違うため、同じ数字を入れるとどえらいことになります。それぞれのサイトの注意書きをしっかり見ておく必要がありそうです。

とはいえ心配なら、自分に合ったサイズのシャツをKEIの本社に送り、同じようにつくってもらうサービスもあるようです。私はその郵送作業さえも面倒だったのでこのサービスは使いませんでしたが、ぴったりのシャツを持っている方にとっては便利ですよね。

なお、初回限定で、到着日含め10日以内であればサイズ修正が可能だそうです。ちょっと条件は厳しめかなという印象ですが、通常価格が1着5000円ということを考えると、これでも十分良心的ではないかと思います。

あとは、生地のサンプルを無料で送ってくれるというのも、頼んでみるきっかけになりました。別に「この生地すごくいい！」などと感動したというわけでもないのですが、事前に確かめられたという点で、大きな安心材料にはなりました。

買ってみたKEIのシャツ

ということで、実際の商品はこんな感じ。

例によってアイロンはかけておりませんので、ピシッとはしてないですよね…。

ですがノンアイロンの仕様になっているだけに、私は特に気にならないレベルにまでしわは伸びてくれています。

商品の仕様

綿100%だけあって、着心地は問題無し。ただ、生地感は、他店の商品よりもどこかペラペラな印象はあり、汗を多めにかいたときなどは、下着を一枚挟んでいても、汗染みが目立つときがありますね…。夏にインナー無しで着るには、かなり不安な気がします。生地の質感は、Solveのシャツの方がかなり優れている印象です（参考：SolveのオーダーシャツをKEIやファブリックトウキョウと比較　私なりの口コミとレビュー）。

とはいえ、他店の商品よりもかなり安いことを考えると、このあたりは仕方がないのかなと思いますし、むしろ5000円で目立ったデメリットがこれくらいしかないなら、かなり良い方ではないかなというのが率直な感想です。

なお、襟型はワイドを選びましたが、「標準よりも少し広めくらい」の感覚です。イメージしていたよりは少し狭めな「ワイド」かなという感じです。

全体的に、良い意味で変なクセのない、標準的なつくりだと感じました。

ちなみに、首元のタグはありません。こういうところでもコストカットの努力が窺えますから、私としては別に悪い印象はありません。

サイズ感

肝心のサイズ感。
今回はファブリックトウキョウのときのサイズをもとに、自分で数値を入力して注文してみたわけですが、おおむね問題ありませんでした。

ただ、肩幅をファブリックトウキョウと同じ長さで入力したら、なぜか1cmほど短かったようで、上記で紹介した「初回限定」のサイズ調整サービスを利用したところ、ぴったりになりました。

なお、これは自分だけが感じていることかもしれませんが、スリムなフィット感はファブリックトウキョウに軍配が上がるような気がしました。実際に採寸をしているかどうかの違いというよりも、ファブリックトウキョウが今風のサイズ感を心得ているという印象の方が強いです。ウエストの幅とか、数値上の問題ではなく、そもそものデザインが今っぽくつくられているのだと思います。これは好みも出てくるかもしれないですね。

気を付けたい点・デメリット

お気を付けいただきたい点を挙げるとしたら、セールはしょっちゅうやっているということです。

下限価格である5000円の商品はこれ以上下がることは基本的にはないのですが、例えば「播州織」「インポートもの」などのシャツは、何かしらが常にセール対象になっているくらいですので、本当に欲しいわけでなければ、焦って購入する必要はありません。

かくいう私は「なんか高そうなやつが安くなってる！」と思って急いで播州織のシャツを注文してみたのですが、後から、「いつでもやってるセールじゃん・・・」と、少し後悔しました。とはいっても、商品自体は良いもので、お得に買えたことは間違いないのではないかと思っています。

それから、私の購入時（2022年春頃）は、手首周り（カフス周り）については左右共通の入力画面しかなかったので、時計をつける左側だけ少し広めにしたかった私としては気になったのですが、実は注文後にダメ元で「カフス回りのサイズを左右で変えられないか」とメールで聞いてみたところ、なんとすんなりＯＫ。そして、「今後もこうして連絡くれれば対応します」と。ありがたかった一方で、じゃあ最初からできるようにしておいた方がいいのに・・・とも率直に思いました。あまり多くそういった注文が入ると困るのですかね。

と、思っていたら、今はすでに左右で入力値を変えられるようになっていますね。同様の問い合わせがけっこうあったのでしょうか。