洋服の青山の資本力を活用し、良質な生地でもお得にオーダースーツができることを売りにしているユニバーサルランゲージですが、今回は、2着セットのセール時に購入したデルフィノ生地のオーダースーツについて、ご紹介したいと思います。
オーダーしたデルフィノのスーツ
早速ですが、今回の商品はこちら。光の当たり方も違うかと思うので3通りを。
ユニバーサルランゲージが売りにするハンドメイドではなく、マシンメイドなので、着心地は特別良いわけではないのですが、オーダーと称するだけあって、ぱっと見では体にフィットしている印象なのではないでしょうか。
以下、商品の詳細です。
生地:DELFINOのNapori
生地は、TALLIA DI DELFINO(デルフィノ)のNapori(ナポリ)というシリーズ。
ゼニア、ロロピアーナと並ぶ三大ミル(毛織物工場)と称されるメーカーですから、生地のクオリティは文句無しではないかと思います。
暗めのネイビー×無地という地味な色柄ですが、上品な光沢が、高級感を漂わせている感じがします。
何よりイタリアらしい生地の柔らかさで、マシンメイドのつくりでも着心地は全然悪くはありません。特別良いわけでもありませんが(笑)
オプションなどの仕様
その他の仕様は以下の通りです。
パターン:ナポリモデル
※同社が一番推しているモデルです。「ミラノモデル」と「ブリティッシュモデル」もつくったことがあるのですが、肩幅が広めな私には、今回の「ナポリモデル」が一番しっくりきます。
※参考記事
ユニバーサルランゲージのパターンオーダースーツを2着5万でつくってみた【商品レビュー】【銀座店】
ボタン:水牛ボタン(有料オプション)/段返り3つボタン
裏地 :総裏/キュプラ(有料オプション)
※キュプラにすると、色や柄が選べます。今回はブラウン無地にしました。
パンツ:ツータック/裾ダブル/スラッシュポケット(両脇が縦型のポケット)/サイドアジャスター(有料オプション)
その他オプション:チェンジポケット(無料)
※本切羽、AMFステッチなどの仕様は無料でついています。
地味な生地ながら、チェンジポケットやサイドアジャスターなどで、特徴的な一着になっているように思います(自己満足かもしれませんが…)。
ちなみに、良かったのか悪かったのかはまだわからないのですが、ツーパンツでつくっているので、もう一本、ワンタック・シングル裾のパンツがあります。
反省点
薄い肩パットを入れているのですが、これはいらなかったと感じます。
肩パット無しで肩の部分の丸みが出るようにして、イタリアの柔らかい雰囲気を出した方が、生地の雰囲気にも合ったスーツになったように思います。
また、実は着丈を標準より1cmほど短くした記憶があります。
ぱっと見ではわかりづらいかもしれませんが、スーツで短めなのはもう流行りは過ぎているでしょうから、わずかではあっても、わざわざ縮める必要はなかったかなと思います。
価格について
そして気になるお値段ですが、なんと6万円少々の金額で購入しています。
同社が年末に近い時期にいつも“アニバーサリーセール”を行うのですが、このとき、マシンメイドのスーツが2着セットを条件に、40%オフくらいの価格で買うことができました。
1着が今回ご紹介したデルフィノ、もう1着はカノニコのフランネルっぽい生地で4万円くらいでつくっているので、2着でだいたい10万円ちょっとです。
今はこのセールも少し割引率は落ちているようですが、それでも、上記はけっこうな破格で購入できたように感じます。
もう1、2万円くらい高いとしても、本切羽やAMFステッチまでついてオーダーできることを考えると、お得感はあるのではないでしょうか。
皆さまのご参考になれば幸いです。
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