一見敷居の高そうなオーダースーツですが、調べてみれば、意外にも安いお店はたくさんあるもの。
私がはじめてオーダースーツをつくったのはユニバーサルランゲージの「2着5万円」のセットでしたが、色々比較してみた結果、ある程度の品質を維持した上での私なりの最安値としては、こちらの記事でご紹介した通り、「大手どころが販売する2着5万円」であることが一つの結論となりました。
参考：1着2万円台のオーダースーツ店を比較 「芯地」に注意！
ということで、ちょうど「お誕生日クーポン」を持っていたこともあり、またこちらで同じ価格帯のセットで注文してみることにしました。果たして、1回目の反省（ユニバーサルランゲージのパターンオーダースーツをつくってみた）を活かすことができたのか……。2着分まとめてご紹介します。
オーダーした商品
1着目
早速ですが、まずは1着目から。
ぱっと見の印象はいかがでしょうか。
以下、商品の詳細や感想について述べていきます。
サイズ感
最安値なので、同社が推している「ハンドメイド」よりは仕立てレベルが下がる「マシンメイド」のつくりなのですが、ぱっと見では体に合ったサイズになっているのではないかと思われます。
実は、出来上がり当初は裾が少し長い感じがしたので、一度裾を調整して、このようなサイズ感になりました。しばらくの間は無料で調整ができるので、安いオーダースーツでよくあるサイズの失敗のリスクが小さいのは良いですね。
なお裾の調整は、裾を短くするだけでなく、裾幅も狭くしています。クラシカルな見た目からは少し遠ざかりますが、スッキリとした印象になるので、私はけっこう好みです。
ちなみに、着心地は……まあふつうです笑
体に合っているので、特定の場所に余計なストレスがかかるようなことはないように感じますが、仕立てが特別良いわけではないので、良く言う「首元の吸いつき」「重さを感じない」ということは特にありません。
見栄えさえよければ問題ない！という方なら、気にならないと思います。
スペック
実際のスペックはこんな感じです。
生地：ウール50%、ポリエステル50%
※「マイクロファイバースパン」という名称の生地で、色はブルーグレー。ある程度ストレッチ性のある生地で、半分はポリエステルが含まれていますが、見た目はウール100%に近いように感じます。
パターン：ナポリモデル
同社が一番推しているモデルですね。「ミラノモデル」と「ブリティッシュモデル」もつくったことがあるのですが、肩幅が広めな私には、今回の「ナポリモデル」が一番しっくりきます。
ボタン：水牛ボタン（有料オプション）/段返り３つボタン
店員さんに勧められるがまま、有料オプションにも手を出してみました（笑）。天然のボタンはやはり雰囲気がありますね。
パンツ：ツータック/裾ダブル
その他オプション：チェンジポケット（無料）、キュプラ裏地（有料オプション）
有料オプション2つ目です。今回は裏地を天然素材のキュプラにしてみました。
※本切羽、AMFステッチなどの仕様は無料でついています。
反省点
上記の通り、今回は「水牛ボタン」、「キュプラ」といくつか有料オプションをつけているのですが、この価格帯の生地にはオーバースペックだったかなと、今では思います。
また、実は今回はツーパンツでオーダーしていて、シングル裾のパンツも別であります。2本あると雰囲気が変えられるし、長持ちさせられるメリットはありますが、ツーパンツは、無地、定番色である程度良い生地だけで良いのかなというのが今の考え方です。
参考：ツーパンツのメリット・デメリット 必要性の選択基準とは【オーダースーツ】
2着目
続いて、2着目はこちら。
スペック
生地は、ノーブランドで、ウール50%・ポリエステル50%の配分。
色はベーシックなネイビーで、無地。光沢はほとんどありませんね。たしか、目付は300g近くあったので、少し厚手で、夏に着るのは厳しい感じです。
その他の仕様は以下の通りです。
パターン：ナポリモデル
ボタン：プラスチックボタン /段返り３つボタン
プラスチックボタンではあるのですが、“水牛風”の加工がされています。あくまでも加工なので、模様はどれも同じです。
裏地：総裏/ポリエステル裏地
パンツ：ワンタック/裾シングル
反省点
上記と同じくこちらもまたツーパンツでオーダーしていて、上記で紹介したワンタック・シングル裾のパンツのほか、ツータック・ダブル裾のパンツも所持しています。
追加で1万円ちょっとだったと思いますが、今回オーダーした2着の両方ともツーパンツにしているので、せめてどちらかに絞っておいても良かったなと感じます。店員さんが「ツーパンツは絶必ですね！」なんていうものだから……（笑）。
まとめ
ということで、人生2回目のオーダースーツも、ユニバーサルランゲージで同じ価格帯の生地でトライしてみました。反省点もありますが、肩幅が広めな私は、1回目と違い、「ナポリモデル」がしっくりきた感じがします。
皆さまのご参考になれば幸いです。
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