革靴を長持ちさせるために…5秒のブラッシングの手入れだけは続けよう

革靴
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スーツを毎日着る人なら、革靴もまた毎日履いていることでしょう。そこで発生するのが、「革靴の手入れめんどくさい問題」。毎日磨いた方がいいとか、手入れをしないとすぐにダメになるとか色々言われるものの、仕事から疲れて帰ってきて、その後に毎日磨くなんて、私にはとても続くものではありませんでした。私と同じように感じている方は、きっと多いことでしょう。

今回はそんな方に向けて、現実的な手入れ方法についてお伝えしていきます。

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革靴を長持ちさせる理想のお手入れ

まず、本来はぜひやっておきたい、理想的なお手入れ方法についてお伝えします。

購入したときにやること

革靴を長持ちさせるためには、購入直後に適切なケアを行うことが重要です。

まず、購入直後にはクリームを使って革を保湿することが大切です。革は自然素材であり、乾燥するとひび割れや色あせが起こりやすくなります。店舗や倉庫で保管されている間は、長期間にわたって手入れが一切されていない状態が続いているわけですから、購入した際にはぜひ、専用の革クリームを塗り込み、革の柔軟性と美しさを保たせるようにしましょう。

 

またその後は、防水スプレーを使用することをお勧めします。仕様前に防水スプレーを吹きかけておくことで、革靴が水や汚れから保護され、長持ちするようになります。スプレーは全体に均一に吹きかけ、きちんと乾燥させてから使用するようにしましょう。

 

こうした最初のケアがあるかどうかで、革靴の持ち具合はだいぶ変わってきます。どんなに面倒くさがりな方でも、買ったときくらいはぜひ、やっておきたいところです。

普段やるべきお手入れ

革靴を長持ちさせるためには、日々のケアが欠かせないと言われています。

まず、靴を履いた後は必ずブラッシングを行う習慣をつけることが推奨されます。小さなホコリや汚れが残ったままだと、そこから革の傷みが進んでいきますから、ブラッシングをすることで、その原因を取り除いていくということです。特に、柔らかい豚毛や馬毛のブラシを使うと効果的です。一般的には、豚毛の方がコシが強く汚れが落としやすいとされ、馬毛ブラシの方が柔らかく革にやさしいとされています。

DASCOの馬毛ブラシ

またブラシでは取り切れない汚れがつくことも当然あるでしょうから、その場合は布や、場合によってはクリーナーなどを使って、その都度その都度落としておきたいところです。

その上で、定期的なクリームの塗布も重要です。月に一度程度、専用の革クリームを使って靴を保湿し、栄養を与えましょう。磨き方については様々なわかりやすい情報がネットにあふれていますから、ここでは詳述しませんが、必ず表面の汚れを拭き取った上で、クリームが均一に行き渡るように注意してください。

それらに加えて、革靴は連続して履かないことも大切ですね。連続して履くと、革が湿気を吸収し、劣化が早まります。少なくとも丸1日くらいは空けることで、靴の内部を乾燥させ、形を整える時間を確保できるでしょう。つまりは最低でも革靴は2、3足は持っておきたいということですね。

そして雨の日には、防水スプレーを使用した上で、帰宅後は速やかに乾燥させるよう心掛けましょう。新聞紙を詰めたり、シューツリーを入れたりして、内側の湿気を取り除くことがポイントです。新聞紙は吸水性が高く、靴内部の湿気を効果的に取り除いてくれます。シューツリーは湿気の吸収するだけでなく、本来は革靴の形をキープする役割を持つものですから、日常的にもぜひ使いたいところです。

手入れが面倒くさい方へ

と、ここまで理想的なお手入れについてお伝えしましたが、すべてをカンペキにこなすというのは、なかなか難しいですよね。「色々やらないと」と考えて面倒くさくなり、結局何もしないで脱ぎっぱなし……という方も、少なくはないのではないでしょうか。

数秒のブラッシングだけは続ける

そんな方々にお伝えしたいのは、せめて数秒のブラッシングだけは毎日続けるということです。

当たり前のようですが、ほこりで革は傷みます。しかし恥ずかしい話ですが、以前まで私はほこりが痛みを早めるということが感覚的にわからず、それもあって、何もしていなかったところもありました。

ですが実際は、ほこりが革に付着し続けることで、革はその部分から傷んでいきます。そして当然、ほこりでなくとも何かの汚れがついていたままなら、余計に傷みは加速するでしょう。

ということは、一日履いたあとに、軽くブラッシングをしてほこりや大きな汚れを落とすだけでも、その革靴を使える期間が全然変わってくるということです。

3秒ブラッシングだけを続けた結果…

ブラッシングだけだったら、そんなに負担にならない気がしませんか?実際、革靴に対して何の手入れもしていなかった自分でも、ブラッシングだけなら続けられています。極限までめんどくさい場合は、片足につき3秒程度しかやっていません。

それでも、半年、1年くらい経ってくると、以前のような速さでは傷んでいない実感があります。ブラッシングによって、汚れがついている状態をなるべく短くするということの大切さがわかります。その上で全然手間にならない作業なのですから、これをやらない手はないでしょう。

今のところまだきれい?

続けることが大事

もちろん、ブラッシングだけでなく、乾拭きをしてみたり、あるいはクリーニング剤やクリームなどを使って頻繁にしっかり磨いたりする方が良いに決まってはいます。ただ、何よりも続けることが大事。日々のハードルを高くすると、腰が重くなって「明日でいいや」が続きがちです。だからこそ、ブラッシングだけは毎日するということをルール化するのです。革靴は、どんなに価格がおさえられたものでも、決して安い買い物ではありません。だからこそ、日々の“低いハードル”を設定して、長持ちさせていきましょう。

皆さまのご参考になれば幸いです。

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