青山商事が展開するスーツブランドの中で、上位ブランドとして位置付けられているユニバーサルランゲージ。
今回は、このスーツブランドが対象とする年齢層について考えていきます。
ユニバーサルランゲージというブランド
ブランドとしての位置づけ
同社が展開するブランドには、「洋服の青山」や「スーツカンパニー」などがありますが、その中でもユニバーサルランゲージは、既製品の価格帯も高めの価格設定になっている上、オーダースーツをメイン商品として扱っているので、よりラグジュアリーなブランドと位置付けられています。
店舗に足を運んでみても、青山やスーツカンパニーの明るい雰囲気とは違い、照明の種類も変わっていて、高級感の漂う空気感になっています。
ただ下記にも述べますが、実際のところ、「1着2万5000円」からオーダースーツをつくることができるので、その意味では、決して敷居の高いお店というわけではないことは、あらかじめ申し添えておきます。
スーツの価格帯
商品については、インポートものがメインとして扱われていて、カノニコやレダなどのコスパの良いブランドから、ゼニアやロロピアーナなどのハイブランドの生地でつくられた商品までが並んでいます。
スーツに関して言えば、既製品なら、3、4万円程度から10万円弱くらいの商品がボリュームゾーンでしょうか。ただし、3、4万円くらいの商品でもウール100%の高品質になっているので、コスパに優れた商品だといえると思います。
オーダースーツの場合は、3、4万円程度から、作り方によっては20万円くらいまでの幅があります。なお「格安オーダースーツ店を比較 「有料オプション」と「芯地」に注意!」の記事でもご紹介した通り、2着セットにすれば最低価格帯の商品は1着あたり2万5000円程度という破格の安さになりますが、さすがにポリエステルも半分程度含む生地にはなります。
ユニバーサルランゲージの年齢層
ユニバーサルランゲージ側としては、30~50代をメインの顧客層ととらえているようです。まさにオーダースーツのメイン顧客層そのものですね。
たしかに、上記のような事情を鑑みると、社会人になって間もない頃なら、少し背伸びをしているくらいの価格帯に感じられることでしょう。
ただ、数万円程度で高品質なスーツをコスパ良く購入できることを考えると、20代後半くらいからは、十分対象になってくるのではないかと思うのです。
一方、50代でオーダースーツをつくる場合は、ユニバーサルランゲージは少し「若者向け」感を抱くのではないでしょうか。オーダースーツ界ではかなりの低価格で展開されているブランドですし、何より店員さんが若く、30前後で店長を任されているくらいです。
もちろん50代で購入される方も多くいるわけですし、問題があるというわけではないのですが、もう少し近い年齢のスタッフさんがいるお店の方が、しっくりくる接客を受けられるのではないかと思います。
結論
ということで、リアルなところでいうと、20代後半から40代くらいまでが、最もユニバーサルランゲージにぴったりな年齢層ではないかと思われます。
ただし、これはあくまでも最大公約数的な話であり、20代前半や、あるいは10代にとっても優良店であると思いますし、一方で50代でも60代でも、年齢に合った高級感のあるスーツをコスパ良く仕立てられることに違いはないかと思いますので、結局のところは、ここに価値を見出したのであれば、年齢に関係なくまずは店舗を訪れてみるのがよいのではないかと思います。
皆さまのご参考になれば幸いです。
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